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役員インタビュー

代表取締役会長  河村 有泰

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 私は、仕事と人生はイコールだと思っています。だから、仕事に確固たる意味や意義がないと、自分の人生にも意味がない。それは企業に置き換えても同じ。アリヤス設計という会社が、いかに社会や地域の役に立つかを考えながら、どう実績を伸ばしていくのか。私の思いは、そこに集約されると言っても過言ではないのです。この会社が自分たちの特徴を活かし、特化していくとすれば、それは橋梁の点検・保守・長寿命化に他なりません。現在、北海道には3万もの橋があります。これを5年という短い期間で耐久などの点検を行うのです。年間6,000橋もの数を、その安全性をかけ、万全の点検調査をしなくてはなりません。

 高度経済成長期やバブル期にかけられた、たくさんの橋。今や、その数多くが老朽化を迎えています。各地を結ぶ膨大な数の橋の安全性を確認し、寿命を伸ばしていくことが急務です。今も伸び続ける人間の平均寿命と同様に、橋梁の100年寿命を目指すこと。それが私たちに与えられた責務だとさえ思うのです。しかしこれは、国の指針で決められたルールにのっとり、点検・保守等を行うにしても、指定業者として指名されない限り、単なる競争などでは請け負えない業務でもあります。

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 日本の国力が衰えているなか、北海道の市町村には余力がありません。疲弊する地域に対し、私たちにできることは何か。アリヤス設計が指定業者として地域貢献できることは、一つ。ふるさと納税の企業版を利用し、その町が本当に必要としているものをピンポイントで提供するのです。農業の衰退や人口減少、そして高齢化。税収が少なく弱りつつある市町村へ、我が社が納めるべき税金を、ふるさと納税の形に変えて地域へ貢献させてもらうことは、とても有意義なことです。また、その地域の皆さんとの「信頼と絆」を結ぶことにもつながって、そこに前段に述べた「仕事をする意味」が生まれると思うのです。仕事を通し、自分の役目を活かすということ。「どうすればいい? 何が必要? どうやればいい?」。敏感に状況を捉え、常に頭と心を働かせ、その時に応じて強さとしなやかさを発揮できる会社であり続けたい。我が社のバイタリティが、地域の一助になるのであれば嬉しい限りです。
 今、アリヤス設計が積極的に取り組んでいる事業があります。それは、モンゴル国の協力のもと、現地の高等専門学校や大学で学んできた優秀な学生たちを日本に招き、衰退する農業や土木職の担い手を育てるという試みです。モンゴルの教育は高度ですが、それを活かす産業がありません。そこでいくつかの市町村において彼らを教育誘致することで、周辺地域の産業の活性化や町の若返りを図ろうと考えました。

 海外と連携することで新しい町づくりができる。それが明日への希望となり、夢へとつながるはずです。「夢と希望のある場所には、必ず人が集まってくる」。私はそれを信じてやみません。そしてそれを実現したいのです。けれど願うばかりでは結果が伴わないのは明らか。だから行動あるのみです。交通インフラを安全に維持し、国土の強化を基盤から支えること。同時に市町村が抱える問題を、ともに考え、ともに共有しながら未来を創りあげていくこと。それが今と明日を懸命に生きる、私たちアリヤス設計の情熱です。

取締役社長  菅野 敏文

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 北海道命名150周年を迎える今、国の指針に基づき「北海道強靱化計画」が実施されていることをご存じでしょうか。北海道は全国に先駆け、2番目に強靱化計画を策定。大規模災害への対策や被災リスクの最小化のほか、北海道が直面する産業、交通、まちづくり、医療、エネルギーなど幅広い分野においての強靱化を図っています。なかでも幹線道路は地域を結ぶ大動脈。そこを網の目のように走る区画道路は、まさに毛細血管のようです。これら老朽化の進む交通網を維持・修繕することは、今ある生活インフラの基盤を守り、強化するだけでなく、有事の際の生命線を確保することにつながります。

 これに基づいて道路や河川にかかる橋梁の調査点検、修繕内容に即した設計と施工管理など、国の規定に従って5年に一度の点検業務を行うのです。道内には、高速道路をはじめ、国道、市町村道などに3万もの橋がかかっています。またそれに付随する大型の標識、街路灯なども対象となり、その数は甚大です。しかしそこに、損傷や腐食、その他の劣化・異常が生じている場合、第三者を巻き込む事故や大きな支障を及ぼしかねません。国土交通省の定めるところによって、点検等を適正に行うために必要な知識、技能を有する者がこれに当たり、確かな安全性を守らなければならないという、維持・修繕に関する技術的な基準が設けられています。私たちアリヤス設計の主なる役割はここにあるのです。

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 全国と比較し、北海道は広大です。そしてそこには極寒冷地や積雪という問題が密接に関係しています。また除雪による塩化カルシウムによる劣化、沿岸部では塩害も考慮しなくてはなりません。橋脚・橋台のひび割れや劣化、剥離、石灰の発生、鉄筋の露出、鋼の腐食、コンクリートの劣化などを、河川、線路、道路、歩道橋に至るまで、近接目視で点検を行い、結果を報告。それぞれの自治体の求めに応じて、不備の修繕・補修のためのサポートを行っています。

 平成も終わりを告げる現在、新設の橋梁はほとんどありません。むしろ今あるものを直し、さらなる寿命化を図ることに重点を置いています。こういった傾向はますます強まり、私たちのような企業は環境を下支えする重要なポジションを担うことになるでしょう。今では理工系に進学する人が少なくなったと聞いています。さらに言えば、この業界の仕事は過酷なうえに汚いというイメージが先行し、若き担い手が不足にしているのも現状です。しかし、この国の将来や企業として成長を鑑みるとき、決して夢のない分野だとは言えません。むしろ、我が社のような規模の会社であれば、どんなことにもチャレンジでき、自分の経験値を広げると同時にスキルを伸ばすことも可能です。

 北海道という特殊な大地に根付き、意義ある職務に励む。私たちはこれからも、国の強靱化とともに、企業としても強靱でありたいと願っています。

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